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【開催しました/参加リポート】 第22回女性経営者全国交流会inひろしま

「第22回女性経営者全国交流会 in ひろしま
 認めあい、高めあい、生かしあう関係づくりの実践を!
 〜同友会理念の実践で、人・企業・地域をつなごう 未来に向けて

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 6月13日、14日の両日、第22回女性経営者全国交流会が広島市内で開催され、約700人(岡山からは29人)が参加しました。「認めあい、高めあい、生かしあう関係づくりの実践を! 〜同友会理念の実践で、人・企業・地域をつなごう 未来に向けて」と題して、経営理念の実践、事業承継、地域とのつながりなど7つのテーマで分科会が設けられました。第2分科会は岡山が設営し、約百60人が一堂に会しました。
 翌日の全体会では、各分科会の座長がまとめを報告し、全員で学びを共有しました。その後、「同友会理念を礎に、人・企業・地域をつなぎ、未来へつなぐ〜地域と共に歩んだ『工房おのみち帆布』20年の物語」と題してNPO法人工房おのみち帆布会長の木織雅子氏らによる記念講演がありました。帆布素材の認知度を上げるために地域との連携を活用して、廃校となった小学校で美大生向けの合宿を実施したり、店舗二階をアートスペースとして開放したり、服飾品を纏って街中を歩き、自身が広告塔になるなど、「尾道を元気にし、様々な人に訪れてもらいたい」という思いを形にするための実践が語られました。最後に次回開催地新潟での再会を呼び掛け、閉会となりました。

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分科会リポート

●「人としてどう?」と問う姿勢に学んだ社員との一体感の作り方

 第4分科会の報告者は、(株)藤大の藤田大子社長。「共に幸せになる藤大の流儀」と題し、8つの項目でお話しされました。
 創業から現在までの歩みでは、地元京都府亀岡市への愛情や社員と共に意識変革を続けられた軌跡から勇気をいただきました。
 続いて、社員の大半が女性であることから、女性の働き方や自信と責任のもち方の具体的な取り組みを伺いました。
 その後、藤大流コミュニケーションの方法、経営者と社員が何を大切にし、どう伝えているか、経営理念や指針の重要な役割について力強く話されました。補足では「自分たちで何か作りたい」との社員の声から、「そうだ、カレーを炊こう」と立ち上げられた驚きの新事業を語られました。
 グループ討議では、様々な地域の異業種の方と意見交換ができ有意義な学びを得ることができました。
 藤田社長は、社員への細やかな気配りを欠かさない方です。多様な働き方で自己実現が叶う会社創りは、皆で幸せになるために不可欠だと学びました。

(株)ブレーンネットワーク 取締役 石川 明未

●女全交に初めて参加して

私が参加したのは第五分科会、新潟の(有)エムズグラフィックの樋口由賀利社長の報告でした。樋口さんは元々デザインの仕事をしていましたが、育休中に仕事の依頼が来たことを契機に「育児や家事をしながら自宅で仲間と協力して大好きなデザインの仕事を楽しくやりたい」という思いで会社を立ち上げます。順調に会社が大きくなり、社員が増えてくると段々歯車が狂ってきて、悩んでいた時に同友会へ入会。経営指針を作り、同友会で学び、会社がどんどん良くなったとも言われていました。創業者のリアルな話が聞けてとても参考になりました。
 グループ討論では「内部環境や外部環境をどのように仕事につなげていますか?」というテーマで意見交換しました。「SWOT分析で自社の強みや弱みを知ることができた」「同友会では他業種の方に強みや弱みを教えて貰えるのでとても参考になる」など同友会でしか学べない事がたくさんあるという討論になりました。全国からたくさんの経営者が集まり、様々な話が聞けて大変学びが多かったです。これからも同友会で色々な事を学び、経営に活かします。

Le rangement 代表 吉原 由美

●本当の意味での事業承継とは

全国大会への参加は4回目です。意識の高い経営者の中に身を置くと、自分の足らざるを知ることができ、「もっと謙虚に学び、実践しないと」と身が引き締まります。
 今回はプレ報告からずっと聞いてきた門田社長の第2分科会に参加しました。幾度もプレ報告を重ね、時間とお金をかけて集まる仲間の学びに貢献する覚悟が滲んでいて、当日の報告が一番素晴らしかったです。想いと準備八割の大切さを実感しました。
 私は、事業承継とは代表取締役を引き継ぐことだとずっと思っていました。しかし門田社長の報告から、本当の事業承継とは、古参社員から若い社員への技術の承継、指示待ち社員から自主的社員に育つことなんだと学びました。
 同テーブルに女性部連絡会の久賀きよ江代表がおられて、私の拙い仕切りを軌道修正して下さいました。グループメンバーの学びを左右するグループ長の責任を痛感した次第です。代表から直接ご教授をいただけるなんて、やっぱり同友会は役を受けた人が一番得をしますね。

瀬戸大橋温泉やま幸 代表取締役社長 山本 修

第22回女性経営者全国交流会 第2分科会報告者感想

「溶接もできない私が板金製造業の社長に!?
 〜ナイチンゲール精神と『人を生かす経営』」


(有)田中製作所 代表取締役 門田 悦子
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 女全交は、4年前に岡山が開催地となって以来、毎年参加している全国行事の一つでした。今年は広島が開催地なので楽しみにしていましたが、まさか私自身が報告者になろうとは夢にも思っていませんでした。
 「事業承継」というテーマで、後継者不足の時代と相まったのか、本当に大勢の皆さんにご参加いただきました。しかし同時にかなりのプレッシャーを抱いたのは言うまでもありません。それを救ってくれたのは同友会の仲間です。何度もプレ報告に付合ってもらい、「ナイチンゲール精神と同友会の本質が重なりあうことを語れるのは門田さんしかいないのだから」と背中を押してくれました。本当にみなさんありがとう!!
 休憩時間には、「感動した」「自分と重なりあった」とたくさんのお声をいただきました。伝えることの難しさに悩んでいたのでご褒美をいただいたようでした。そして後日、ある創業者の方から一通のメールが届きました。「三度息子に承継願いを断られているが、諦めず熱意をもって話をしてみます」とあり、胸が熱くなりました。最後に、応援をして下さった岡山同友会の皆様、座長を務めていただいた山口さん、事務局のみなさん、本当にありがとうございました。


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