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【参加リポート/会内行事】 第40期経営指針成文化研修会・一泊研修開催

第40期経営指針成文化研修会一泊研修
答えは自分の中にしかない

フナキ運輸 (株)  代表取締役社長  奥田 建志
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 11月17日の午後から18日午前にわたり、第40期経営指針成文化研修会第2回、一泊研修会が吉備高原リゾートホテルで行われ、受講者・フォロー委員合わせて32人が参加しました。自分が受講したのは一昨年の事で、ついこの前のような、ずいぶんと昔のような、そんな思いがしていました。
 初日は峰南工業( 株) 代表取締役の相野和良氏の開会あいさつで始まり、第38期を修了した(株)イデ・エイコ代表取締役の川畑幸太郎氏から事例報告がありました。「経営指針は作成したが、ワクワクできるようなものではなかった。良いものにするよう例会にも参加し、色々な方の話を聞いた。苦労したのは課題を期限内に提出すること。時間が経つと忘れるので、研修会から時間の開かない内に課題に取り組んだ方がいい。悩みや課題をぶつけて、実りある研修会にしてほしい」とアドバイスを述べました。続いて、代表理事の山辺啓三氏から『労使見解』についての講義がありました。それを受けてグループ討議とグループ発表、まとめを行い、休憩をはさんで3グループに分かれて質疑に移りました。
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 私のグループは受講者3人だったので、一人55分で「経営理念シート」「10年ビジョン検討シート」の発表と質疑を行いました。中身のつまったものが書けている人、何をどう書いたら良いのか分からず単語の羅列だけになっている人とさまざまで、初日は受講者もフォロー委員も手探り状態。「何のために?」「社員に対する基本姿勢は?」「それはどうして?」「この言葉の意味は?」などと答えに窮する鋭い質問もあり、自分もそうでしたが、答えるのに精いっぱいで言われた事の半分くらいしか覚えていませんでした。その中から自分の心の奥底にあるものを探していく―成文化とはそんな作業ではないでしょうか。記念撮影と夕食を終えて、受講者は翌朝の再提出に向けて課題シートを練り直し、フォロー委員は学習会を経て懇親会になり、受講者も課題ができた人から合流しました。自身を振り返ると、この夜に先輩経営者の話を聞けたことが大きな転機だった気がします。
 翌日、朝食を済ませて、フォロー委員は打合せをして2回目のグループ別質疑に入りました。初日とは見違える内容のシートになり、より突っ込んだ質問が出ました。伝えることの難しさを痛感し、受講者はここから先で悩みが増えます。今回は次のシート提出までの時間が少なく大変だろうと思いますが頑張ってほしいです。

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 閉会あいさつには副代表理事の林明美氏がたち、一泊研修を終えました。最後に、山辺代表理事の講義から印象に残った一文を紹介させて下さい。

山の営み自然のしくみと同じ

 自然が営まれるような環境を作るのが経営者の仕事

社員が自発的にそれぞれ活躍できる場をつくる

 社員が舞台の主役になる


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