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障害者問題委員会全国交流会 in 広島を福山で開催しました

障害者問題委員会 全国交流会 in 広島(福山)
「 誰もが安心して暮らせ、夢の持てる地域づくりを 」



10月19日・20日 、 於 福山市

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 10月19、20日の2日間、福山市にて第19回障害者問題全国交流会が開かれ、43同友会、中小企業家同友会全国協議会(中同協)から約500人が集いました(うち岡山から27人)。この交流会は、障害者を取り巻く様々な問題について関心を深め、誰もが育ちあい、その能力を発揮できる質の高い職場環境をめざし、人を生かす経営の総合実践について学ぶものです。

  当日は、見学分科会2つを含む6分科会が設けられ、障害者だけでなく生活困窮者や児童養護施設の子どもたちについてもテーマに据え様々な切り口で、社会的な障害についてどのように取り組んでいるかが報告されました。グループ討論が130分も確保された分科会もあり、長時間にわたり真剣に意見交換がなされました。

 2日目の全体会では、「 人が生きる共生社会づくりをめざして 」とのテーマでリレー報告があり、松井清充中同協専任講師により同友会運動として障害者問題に取り組んできた歴史が語られ、その中で、「 『 障害者問題』とは 『 障害者を取り巻く様々な問題に取り組む 』ということを指している」との説明がありました。また、「 多様化している社会的弱者の問題に取り組むのは、 『 人間尊重』の経営を実践するわれわれ中小企業家の使命として受け止めてほしい 」と訴えられました。

 続いて日鐵鋼業(株)の能登伸一社長 ( 広島同友会副代表理事 ) からは、会社を辞めても関わり続けている社員との関係づくりと、(株)ヒロハマの広浜泰久会長 ( 中同協会長 ) からは、指針書に障害者雇用を盛り込むことで社内の機運を上げ、多様な人材が働き続けることのできる環境を整えてこられた報告がありました。そこには、目の前のその人を尊重し、真摯に向き合ってきた経営者の姿がありました。リレー報告を受けて、コーディネーターの(有)メタルワーク福山の大植栄社長 ( 広島同友会障害者問題委員長 ) が「バリアとは、問題があることについて知ろうとしないことだ」と感想を述べられました。最後に、次回開催地滋賀の代表理事から閉会挨拶があり、滋賀での再会を呼び掛け、閉会となりました。
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「 社員との関わりの重要性を再認 」 ( 分科会リポート )

(株)日の丸タクシー 専務取締役 平井 啓之

 第3分科会は、千葉の綜合パトロール(株)・代表取締役・笹原繁司氏に「 社会的弱者の採用と自立支援 〜 相手の価値観を大切にする事で、定着率七割を実現 」 をテーマに報告いただきました。報告では社員一人一人の違いを認め合い、異なる意見を受け入れて、仕事に対する社員のやる気・やりがいをいかに引き出していくことが大切か、本音で話し合える雰囲気の中、社員自ら積極的・自主的に活動ができることにより、徐々に社風・業績も良くなっていき、何よりも社長自身の大変化が会社を変えていったと思います。

 生活困窮者を採用することは、他の社員から反対の意見もあったようですが、どうしたらその人たちが働き続ける環境を整えられるか、採用係・教育係・社員・経営者が共通の意思・価値観を持って関わっていくことで、皆があてにされ認められる社員に育っていき、同業他社では退職者が多い中、7割の定着率になり、採用の大きな柱になっています。
 グループ討議では、広浜泰久中同協会長はじめベテラン経営者から若手経営者までが、 「 今後の人材不足を乗り切れるか?人材が定着するには? 」 をテーマに討議をし、 「 経営者自らが社員さんに関わりを持ち、夢・希望・将来など面談等を通じ共に成長していくことが大切である 」 とまとまりました。

 久々に全国大会に参加し、多くの経営者との討議から明日への経営につながるヒントも得ました。多くの仲間が同友会活動を通じて夢の持てる地域づくりを行っていることを認識しました。


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