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第24回教育(共育)講演会を開催しました

伝説の校長が語る!?本物?の教育


10月24日 於:岡山県総合福祉会館

 10月24日、第24回教育(共育)講演会が岡山県総合福祉会館で開催され、会員・社員・一般の方を含め437人が参加。講師に九州ルーテル学院大学の大畑誠也客員教授をお招きし、「伝説の校長が語る!?本物?の教育」と題してご講演いただきました。

 110分間を超える熱い講演は大畑氏の「はい!」という大きな第一声で始まりました。生まれも育ちも熊本ということでバリバリの熊本弁、それに加えて重要なことの最後に発する「チャンチャチャイじゃい」という独特の話し方、独自のリズムで講演が進み、参加者の心を掴みました。  

講演はホワイトボードにキーワードを貼り、話を広げていく独自のスタイルで、校長在職時に実践した事例とその背景を示されました。演台の前に立って話すのではなく、舞台の端から端まで歩き回り、大きなジェスチャーや抑揚のある話し方でひと時も飽きさせない講演でした。

最初に「話を聞かない相手が悪いのではない。聞かせる努力を経営者や教職員がしなさい」と客席の経営者・学校関係者に呼び掛けました。また、「道具に頼らず、どう分かりやすく心に残る形で聞かせるかが大切だ」と訴えまた。「悪戦苦闘能力とは挨拶・体力・感性・集中・思考の5項目です。これができる生徒は本当に伸びますし、社会からも必要とされる人材になります」と話し、それぞれの項目について大畑流の実践事例を挙げました。
 

例えば「挨拶」では、「人間関係の第一歩は両親の挨拶から始まり、そこから会話が始まる。その会話を通して信頼関係が深まります。中小企業にとって顧客との信頼関係は経営財産ともなる」と話し、参加者は大きく頷いていました。また、「学校に弱いのは実践したことの検証です。私は悪戦苦闘能力の五項目全てに委員会を全クラスに作り、検証していきました。アンケートを取り、達成状況を把握し、上手くいっていないと朝礼などで生徒に心で訴えました。すると挨拶や家事手伝いをしなかった生徒が変わり、成績向上につながっていきました」と語りました。

 エネルギッシュでユーモア溢れる講演に、会場は笑い声が絶えませんでした。最後に「凡事徹底が大切。挨拶や感謝など基本の徹底です。当たり前の事を本気でやり続けると本物になれます。当たり前は知っている事ではなくてやり続ける事なのです」と参加者に呼び掛け、熱気に包まれたまま閉会となりました。
 

参加者の主な感想

●あっという間の時間でした。成功とは特別なことではない。習慣やあたり前の積み重ねであると、改めて感じました。朝食の必要性を肝に銘じ、朝食の比重を重く置こうと思いました。「悪戦苦闘能力」を経験でもって付けていこうと思う。

●貴重な講演ありがとうございました。大畑先生の話はユニークで大変楽しみながら聴かせていただきました。先生が冒頭で言われていた「前向きに、ポジティブに取組むと、会社が成功している。」という言葉はとても身に覚えがありました。今、私が勤めている会社は入社当時活気があり、先輩社員の方もとても元気でした。ただ、近年、目に見えて元気がなくなってきており、それに伴って上手く業務が廻っていないように感じます。その様に感じる状況だからこそ、講演を聞いた私がポジティブ心理学を実践して、会社に勢いを取り戻せたらと思います。そのために返事をする時の声や挨拶など心がけていきたいと思います。

●短いご講演の中で人の成長に不可欠な、いくつものキーワードを気づかせていただきました。人間関係の希薄化が進む中で人と人との信頼関係を保つにはどうであるべきかの、私自身の大きな課題に対する大きなヒントをいただけた様に思います。

●この講演会に参加して良かったです。社長が常日頃より話をしていた内容そのものでした。トップが変わろうとしているのに我々はそれを「またまたそんな事を・・・難しいのに・・・」とネガティブに捉えずに、大畑先生が仰っていた事を頭に浮かべてポジティブな考え方でありたい思いました。

●こんな眠くない講演会は初めてでした。こうなりたい、こうしたい気持ちが伝わってきました。メモを整理していてこれを実践していくことが大切だと思います。大畑先生のような情熱を持って人に近付きたいと思います。全ての言葉が響きました。

●「明るさ、元気、本気、真剣さは伝染する」この言葉を忘れずに生徒と接していきたいと強く思った。私は生徒に笑顔で学校を過ごしてほしいので、まず、私自身が笑顔で過ごしていきたいと思う。楽しいことを生徒と共有することも大切ですが、辛さや苦しさを受けとめることのできる教員になれるよう頑張りたい。教員である前に人の気持ちが分かる人でありたいと思う。

●教員は「こうでなければいけない」を押しつけるのではなく、共に学び、見本となり、生徒、学校のことを考え、自分のプライドという壁を壊し、全力で生徒と向き合うことを続け、生徒の未来が輝かしいものになるように、あたり(当たり)前を伝え、実戦(実践)していけるよう、努力していこうと思いました。

●私も伝説の校長を目指します。そして本物を目指します。

●とてもバイタリティーのある、今までにない講演を拝見させていただきました。どんなことでも成功をもたらすために必要なのは「人の心」を元気にするための教育だということを改めて感じました!そして「真」の教育とは「人の心」を育てる、「本物」を創る、世の中で通用する、こどもたちが生き抜いていく力を育ててやること・・・ということも深く感じました。また、先生から感じたのは、時代を生き抜くために「本物」を看取る力、そしてそれを示す明確な言葉、ビジョン、そしてそれを進める実践力こそ、リーダーにとって必要だと感じました。「共育は常に真似から始まる・・・」全く同感です!

●伝染してかなり元気になりました。講演の感想ではありませんが、公務員から一般企業(小企業)で働くようになり、貴会の理念に一層共鳴するようになりました。


第24回 教育(共育)講演会、多数のご参加ありがとうございました

実行委員長 / 横田摂矢

 10月24日、第24回教育(共育)講演会が九州ルーテル学院大学客員教授の大畑誠也氏を講師にお招きし、盛大に開催されました。大畑先生の熱い迫力のある講演に満席の参加者も引き込まれ、本当にすばらしい講演会だったと感じています。
 私自身が初めて実行委員長をさせていただいたこともあり、何もわからないままのスタートでしたが、本当に多くの方に助けていただきました。実行委員の皆さま、会員の皆さま、そして事務局の方のおかげで協賛金、申込とも目標を達成することができました。当日も受付、誘導、ステージ上と会場の内外のあらゆるところで皆さまに関わっていただき、スムーズに運営ができたと思います。
 実行委員や当日の役を突然お願いしたにもかかわらず、皆さん二つ返事で引き受け、その役目だけでなく周りにもご配慮くださり、あらためて同友会の仲間のすばらしさを実感しました。
 今回、実行委員長をさせていただき、いたらぬ点も多々ありましたが、多くの人の協力で一つの事ができあがるという貴重な経験をさせていただく事ができました。本当にありがとうございました。

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