第四44回青年経営者全国交流会 石川開催
第44回青年経営者全国交流会 石川 「つどえ傾奇者! 歴史は一歩一歩に新たなる創造である」 |
9月15日、16日の2日間にかけて第44回青年経営者全国交流会(青全交)が石川県金沢市で開催されました。今年のテーマは「つどえ傾奇者! 歴史は一歩一歩に新たなる創造である」でした。
「傾奇者(かぶきもの)」には未完成な若者達という意味が込められており、未完成だからこそ一歩一歩、成長し続けることが大切であるというテーマです。青全交は年々活気を増しており、今年も全国より1,200人を超える参加者が金沢に集まり、岡山からは9人が参加しました。
まず1日目は各会場に分かれて分科会を行いました。今回は15分科会に分かれ、学びを深めていきました。通常の例会とは雰囲気も異なり、報告時間、グループ討議の時間も長く、参加者は充実感に溢れていました。その後、懇親会が開催され、全国から集った青年経営者が交流を深めました。
2日目の記念講演は兼六園の近くにある本多の森ホールで行われました。記念講演は「どん底から百億企業への軌跡~『わかる、できる、する』行動こそすべて!」と題し、ビーインググループCEO・喜多甚一氏(石川同友会副代表理事)より行われました。喜多氏は19歳の時、父が経営していた会社が倒産。どん底の中、無我夢中で働き、白トラ1台から始めた事業は創業30年で売上100億円、社員は2,100人を超える会社に成長させました。
講演の中で喜多氏は「事業が成功するためには人に好かれなければならない。笑顔でいること。そして人の話をちゃんと聞くこと。ネガティブに聞くのではなく、ポジティブ、アクティブ、パワフルに聞くこと」その大切さを話されていました。また、今、自社でやるべきことについて「今は技術や人材が足りなくとも、言い訳せずにまずはやってみること。やってみるとその先が見えるようになる」とも話されました。
そのエピソードの一つとして「お客様の話を聞いている内にお客様は物を運びたくないことに気がついた。運送屋でありながらその問題を解決する方法を考えて提案した所、ライバルとの差別化につながった。自社都合ではなく、お客様の話をちゃんと聞き、お客様都合で行動することが大切」と話されていました。
来年の青全交は9月14日(木)と15日(金)、茨城県で開催されます。