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2016年 新春のご挨拶

謹んで新春のお喜びを申し上げます


同友会飛躍の新たなスタートライン
  株式会社 成和設備工業所 代表取締役 藤井 孝章 (岡山県中小企業家同友会代表理事)

   明けましておめでとうございます。皆さま方には晴れ晴れしい新年をお迎えのことと思います。昨年は岡山同友会の組織もさまざまに変わり、中期ビジョンに向かってイノベーションを起こすべく、会員総意の知恵で頑張ってまいりました。そして素晴らしい活性化をされた支部、委員会、部会もあれば、汗すれど成果の見え難い組織もあったようです。しかし、私たちはその足を止めるわけにはまいりません。なぜなら同友会活動こそ自社での同友会の3つの目的(よい経営者、よい会社、よい経営環境)の実践そのものであるからです。そのためにこそ自社での課題を同友会で学び実践し、経営者自らが変革して社内実践を繰り返すことが目的であるからです。先行き不透明な経済動向のこの時期にはまさにその実践が大切な時代であります。同友会で継承されている三種の神器とも言える「労使見解」「経営指針」「社員教育」は中小企業家同友会の理念型経営の象徴であり、まさに私たちのバイブルであります。
 この神器をいかに活かし切るかが、私たち経営者の手腕であり、そのめざすところは「人を生かす経営」の質の向上であり、それこそが強靭な体質の企業づくり、地域から求められる魅力ある企業への道程なのです。まさに中小企業こそ豊かな地域社会の実現に必要不可欠な存在なのです。その実現は「人を生かす経営」によって成し遂げられ、そのために「自主・民主・連帯の精神」の理念の実践の意義が私たちにはあるのです。
 だからこそ経営指針成文化研修会の修了者を一人でも多く輩出し、「労使見解」の実践と「社員教育」によって、社員がその能力を最大限に発揮できる社風づくりをしてゆくことが求められます。
 今、岡山同友会にもさまざまな課題があります。なんのために私たちは「中期ビジョン」を達成するのか。なぜ目指さなければならないのか。その答えは私たち自社の課題を克服し自社の経営指針のさらなる成果を目指しているからです。私たちの目の前にある課題は、私たちを強く逞しくさせてくれるものばかりです。つまり今の自分に必要のない課題は現れないのです。目をそらさず勇気を持って立ち向かうならば、必ずや快刀乱麻を断つごとく問題解決すると信じています。自分たちにできない課題は決して与えられないのです。
 輝かしい新しい年を迎えた今、私たちは自社の成長発展は理念型経営の実践によって遂げられることを肝に銘じましょう。目線を上げ高い次元の自立型企業として経営者と社員が手を携えて、さらなる自主
自立を促進し、豊かで希望に満ちた生活ができる企業づくりをコミュニケーションの中で創ってゆくことが私たち経営者の責任です。
 新年に立ち、あらためて私たちは身を引き締め、姿勢を正し呼吸を整えたい。なぜなら自分たちのめざす輝く会社は、経営者と社員で創るしかないのです。誰も与えてくれないのです。
 新たな年の始まりというのは昨年の反省を糧にして新たなスタートラインに立たせてくれる神の心優しい愛情であるのでしょうか。
 私たちのビジョンの重点項目に「増強」があります。これこそまさに同友会の社会貢献の真骨頂です。それは幸せな社員と経営者をより増やして元気な地域づくりを実現することこそが目的であるからです。その元気を会外に発信し、産官学金の連携の架け橋となる心意気が市町村での中小企業振興基本条例の制定が動き出す発火点であると信じます。
 今、新しいスタートラインにみんなで揃いました。燃える思いで、光り輝くゴールに向かって飛び出しましょう。
 会員の皆さまにとって今年が昨年以上に素晴らしい飛躍の年になりますことを心から祈念しまして新年のご挨拶とさせていただきます。

 

経営者の夢を実現する同友会
  株式会社 フジタ地質 代表取締役社長 藤田 賢治 (岡山県中小企業家同友会代表理事)

  明けましておめでとうございます。
 今年の干支は猿。日光東照宮の三猿「見ざる聞かざる言わざる」を心得ながら、同友会では「よく見聞きし分かり、そして忘れず」という宮沢賢治の『雨ニモ負ケズ』の精神で、学びを深めていきたいと思います。
 昨年は、大企業の不正が目立ちました。企業の規模や形態を問わず、日頃から同友会で学びあっている「経営者の姿勢」や「社員共育」の大切さを改めて感じた年でした。
 一方で、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の初飛行、日本初の商業衛星打ち上げ、金星探査機「あかつき」の軌道投入成功など、大空へ飛び立つ夢のある出来事も多くありました。
 岡山同友会では、設立30周年の節目となった昨年に、第6期中期ビジョンが打ち上げられました。「企業づくり・同友会づくり・地域づくり」を乗せた第6期中期ビジョンを、「多くの中小企業が輝き、誰もが豊かで安定的な地域社会の実現」に向けて軌道に乗せ、力強く推進していく年でありたいと思います。
 ビジョンロケットを推進していくエネルギーは、経営者としての「思い」です。
 昨年11月に開催された岡山同友会役員研修会では、愛媛同友会の鎌田哲雄専務理事に報告していただき、多くの学びを得ました。その報告のなかで、「理念は、本能(経営者の要求)から出発することが鍵だ」と主張されました。経営指針も同友会理念も同友会運動も同じだと思います。
 経営者の本能(要求)は、人それぞれですが、自社を発展させたい、どんなに外部環境が悪くなろうとも存続していける強靭な体質の会社にしたいという思い等は同じでしょう。
 経営者の要求を達成していくために、同友会理念や同友会運動、中期ビジョンがあるのだと思います。経営者の夢を実現するために、中小企業家同友会は存在しています。
 中小企業が発展していくためには多様な取り組み方がありますが、共同求人で新卒者を採用して、技術を継承し、共に学び育ちあい、経営指針を作成して実行していくことも大切なことだと思います。しかし、新卒者の多くは、近年採用枠を広げた大企業や公務員を希望し、多くの中小企業は新卒者採用が困難な状況となっています。企業は新卒者採用が困難な状況となっています。
 これを打開していくためには、中小企業の社会的認識を高めていく運動と共に、自社を魅力的な企業にしていく必要があります。
 中小企業の社会的認識を高めていく運動としては、中小企業憲章の推進や中小企業振興基本条例の制定運動があります。これは、中小企業は脆弱で弱い立場だから助けてほしいという運動ではなく、中小企業の役割や大切さを、正しく理解してもらって社会的認識を高めていこうという運動だと捉えています。
 魅力的な企業づくりへの取り組みは、これが実現できるような経営指針を作成し、実行していくことだと思います。愛媛同友会の鎌田専務理事が言われるように、経営者の本能から出発して、納得・合意(理性)と共感(感性)が得られる指針を作成し、社員と共に追究していくことです。
 地域の人々や学生から見て、自社を憧れの会社に、自社の仕事を憧れの職業にすることができたら、新卒の応募者は増えていくことが想像できます。そして、採用した社員が育ち、成長していく環境を整えることができたら、企業は発展していくことでしょう。
 昨年テレビで、中小企業の夢と奮闘を描いた『下町ロケット』が放映されました。視聴率は高かったようですが、今年は私たちが、わくわくする夢のある未来に向かって邁進していきましょう。

 

新春のご挨拶
  ダイヤ工業 株式会社 代表取締役 松尾 正男 (岡山県中小企業家同友会代表理事)

   謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。
 わが国の経済は回復基調にあるものの、我々中小企業を取り巻く経営環境は依然厳しく、急激に変化する環境への対応が急務となっています。それぞれの企業が自社の将来ビジョンを明確に持つと同時に、現状認識をどのように捉えるかが対応に大きな差を生んできます。
 岡山県中小企業家同友会は1985の発足以来30年、多くの先人達のお陰で私達は経営者としての学びの場を得多くの会員がその恩恵に浴しています。節目の年を迎えた岡山同友会は更なる発展をめざし、2020年をめざす第6期中期ビジョンを策定し、初年度のスタートをきりました。2015年度の重点方針は
 ①「会勢を必ず上昇気流に乗せ会員数580人にする」
 ②「全支部で例会の充実を図り参加者数を増やす」
 ③「女全交を成功させ、女性会員数2割をめざす」
 ④「経営指針成文化とその実践を通じて、同友会の魅力の語り部を増やす」
 ⑤「行政や地域との対話の機会を増やす」
の5項目です。11月までの前半の実績を振り返ってみますと、①は536名で純増3名。②は会全体参加者数985名と前年を173名増。③の女全交は目標を大きく上回る盛況となり、女性会員の増加につながっています。④実践塾等の新たな活動が生まれている。語り部に関しては、判定不能。⑤は具体的な行動に至っていない。
 半期の結果を踏まえ思うことは、私自身の組織経営と運動の本質に対する理解度の未熟さです。同友会運動と企業経営は不離一体といわれます。まさにこの実践こそが「同友会らしさ」の体現をめざす取り組みなのですが、自社経営において出来ていることが、会活動において出来ていない。または自社経営自体の未熟さが、会活動に現れているのかも知れません。全ての事象の原因は「他責」ではなく「自責」にあります。
 あらためて同友会運動とは何なのか。『同友会運動の発展のために』から抜粋してみました。「同友会運動とは長期的視点に立って同友会理念の実現をめざす運動です。よい会社、よい経営者、よい経営環境の実現を掲げる『同友会の3つの目的』を『自主・民主・連帯の精神』で取り組み『国民や地域と共に歩む中小企業』をめざす壮大な運動です。『同友会らしさ』とは、『同友会の3つの目的の実現をめざし、自主・民主・連帯の精神で同友会運動と企業経営を推し進め、国民や地域と共に歩む同友会づくり、企業づくりにまい進すること』といえます」「同友会は会員数が増え、組織がどんなに大きくなろうとも、一人ひとりの会員にとって経営者としての資質を高め、強靭な体質の企業づくりに役立つ会でなくてはなりません。会の活動に熱心に参加することによって絶えず新鮮な刺激を受け、経営者としての自己革新が促され、学んだことを経営の場で実践し、必ず成果に結びつける努力をする。その成果や教訓を例会、研究会などで発表し、再び同友会活動に還流することによって、さらに会の質的前進が測られていく。このようなサイクルで会員企業は成長し、同友会運動も発展してきました。ですから、そのことが同友会理念の体現となり、同友会運動と企業経営は“不離一体”のものと言えるのです。」
 まだ半年あります。同友会活動の本質を謙虚に学び実践し、自信と誇りを持って同友会運動と企業経営を推進すれば、必ず期首の目標達成に繋がります。
 岡山同友会30年の節目の年度を輝かしい年になるよう力を合わせて参りましょう。

 

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