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第28回定時総会・経営者フォーラム第3分科会リポート

「ステージを変えながら、地域を耕し続ける県庁の流れ星★」  ㈱フリカド保険事務所 寺岡秀明

 第3分科会は「ステージを変えながら、地域を耕し続ける県庁の流れ星★」のテーマで、㈱いずも屋の代表取締役、吉岡佳紀氏(島根同友会)の報告でした。  

 吉岡氏は、健康食品素材の栽培から販売まで扱う会社を経営しています。最初はディズニーランドの関連会社に勤務し、その後、島根に県庁職員として帰郷して地域の起業家を支援する仕事に邁進されました。その時に出会ったのが今の会社の前社長で、その方に代わって「自分がやってやる!」との思いで社長になられました。ステージは変わっても「地域を元気にしたい」という夢は変わらず、強い使命感と行動力が報告から伝わってきました。
 報告後は「あなたは自社の事業を通じて、地域をどう変えて行きますか?」を討議の柱とし、8グループで討議が行われました。そして地域を活性化していくための自社での取り組みの具体例や、今後取り組みたい内容が発表されました。
 「地域をどう変えて行くか」については、「地域の活性化」と解釈したグループがほとんどでした。情報を発信しコミュニケーションを深めていくこと、雇用を確保すること、地域の良さを認識して自社で何が貢献できるか考えて後世に伝えていくことなど、様々な角度から討議されたことが発表から覗えました。
 

  報告の補足として吉岡氏は、「10年以内には日本も食糧問題が出てくると思う。その時、自社で何ができるかを今から社員と一緒に考えている」と述べ、「経営指針を作ることで夢や目標が明確化できるので絶対に作った方が良い」とのアドバイスもありました。何より一番の地域貢献は自社が継続していくことであり、「命を懸けて地域のために頑張っていく」と力強く締めくくられました。
 最後に座長の平本久雄氏が、「ステージは変わっても夢は変わることなくむしろ明確化してきている。島根に自分がどう貢献できるかを追求し続けることによって地域の独自性が発見でき、自社の独自性も生まれてくる。そして地域になくてはならない会社として存在できる。そのためには経営者自身が勉強し変わっていかなければいけない」とまとめ、分科会を終了しました。

参加者の主な感想

▼夢を持ち続けることと周りの人と共有することが大事だと感じた。現状では地域とのつながりが薄いので、今後何ができるかと考えたいと思う。
▼中小企業家同友会の勉強会等に参加させていただくと様々な業種の方の前向きなご意見を聞けるため、公務員として非常に新鮮で役に立ちます。今後とも様々な機会で参加させていただきたいと思いますので宜しくお願いいたします。
▼自分には気が付いていなかった視点や考え方を整理することができました。夢ということを考えては経営をしていませんでしたが、自社事業の夢をもう一度考え、整理してみます。「伝えていないのは、ないのも一緒だ」という言葉に共感しました。行動します。
▼「ディズニーランドは毎日が初演」ということが印象的。自分も常にそういう思いで社内清掃に取り組もうと思います。
▼どの職場にあっても自分に必要な肥やしを確実にモノにしてこられ役立てておられる姿に大変感動しました。仕事を楽しんでおられる姿が一番印象に残りました。
▼「他人(地域)のために頑張ると力が出る。そうすれば他人(地域)から力がもらえる」という座長のまとめに感動しました。

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